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リバランスを4年サボった話|株高で債券が買えない現実解

リバランス、実は4年サボってた——株高に負けて、債券が買えない私の現実的な落とし所

リバランス、4年サボってました。 投資の話
ゆるはる
ゆるはる

そういえばさ、リバランスって、ここ何年もちゃんとやれてないんだよね

のどか
のどか

リバランス?それって何だっけ?

ゆるはる
ゆるはる

ポートフォリオが崩れた時に、目標の比率に戻す調整作業なんだよ

のどか
のどか

それやらないと、まずいやつなんじゃないの?

ゆるはる
ゆるはる

本当はね。でも先送りしてたら、気づいたら株と債券の比率が目標からズレてた

この記事でわかること

  • 1.5億超のポートフォリオで、現金を5年かけて減らす計画を立てた話
  • 4年経っても現金比率が高いまま、株と債券の比率も崩れていること
  • 「現金を債券に」とわかってるのに、株高を見ると株に回したくなる葛藤
  • 完璧なリバランスを諦めた、2つの現実的な落とし所

「リバランスはやったほうがいい」って、知ってたんですよ

投資の教科書には、必ず「定期的にリバランスしましょう」って書いてあるんですよね。資産配分が目標から崩れたら、目標比率に戻す。年に1回、2回やれ、と。

しかも、アセットアロケーション(資産配分)が投資成績の8〜9割を決める、なんてこともよく言われるんですよ。どの銘柄を選ぶかより、株・債券・現金をどういう比率で持つかのほうが、ずっと効いてくる、と。

わたしも、そう知ってました。知識としては、ちゃんと。

それなのに、運用してる1.5億超のポートフォリオが、いま目標からけっこうズレてるんです。やろうやろうと思いながら、毎年「あれ、また年末になっちゃった」を繰り返してました。

今日は、なんでこんなにサボってきたのか、そしてどこに落とし所を持っていったか、という話です。「完璧なリバランス」を諦めたら、むしろ続けやすくなった——というのが、いまの結論なんですよね。

わたしのもともとの目標配分

そもそもの計画は、こうでした。

  • 投資の中身は、株式80%・債券20%
  • 全体で見ると、もともと現金比率が70%もあった。これを5年くらいかけて5%程度まで下げて、95%を投資に回す

一気に投資へ突っ込むのが怖くて、現金をゆっくり崩しながら積み上げていく、という設計だったんですよ(成長投資枠で何を選んだかは新NISA成長投資枠、わたしは何を入れたか——迷った末の選択と外した選択)。

これを年1回ぐらいリバランスして、目標比率に戻しながら進める——というのが、本来やるはずだったことなんですよね。

ところが、ここ数年、それをちゃんとやってなかった。

4年経って、数字を見たら崩れてた

計画から4年が過ぎて、あらためていまの数字を見てみたんですよ。

  • 現金比率は、70%から35%まで下がってた。ここは、まあ計画どおり減ってきてる
  • でも、投資の中身を見たら、株式88%・債券12%。目標の80%・20%から、けっこうズレてる

しかも、全体の現金35%って、4年経ったわりにはまだ高いんですよね。「5年で5%まで」のペースからすると、少し遅れてる。

なんでこうなったかというと、答えははっきりしてて、最近の株高なんですよ。株が伸びた分、ほっといても株式の比率が勝手に上がっていく。リバランスを怠ってたから、債券に振り直すこともしてなかった。結果、株と債券の比率がどんどん悪くなってた、というわけです。

頭では、余ってる現金を債券に回せばいいってわかってるんです。それで比率は整うし、現金も減らせる。

……なんですけど、いざ動かそうとすると、この株高を見てると「いや、もっと株に回したほうがいいんじゃないか」っていう考えが、どうしても顔を出すんですよ。債券を買おうとした手が、止まる。

アセットアロケーションが成績の8〜9割を決めるって知ってるのに、その一番大事なところで、毎回ぐらついてるんですよね。

サボってしまった、4つの理由

なんでこんなに先送りしてきたのか、自分なりに整理してみたんですよ。

① 売って買い直すのが、単純に面倒だった

リバランスをするには、増えすぎた資産を売って、減ったほうを買う作業が必要なんですよ。証券口座を開いて、売却注文を出して、約定を確認して、買付注文を出して……の流れを、複数の口座にまたがってやらないといけない。

これ、文字で書くと一瞬なんですけど、実際にやるとなると腰が重いんですよね。年末に「やるぞ」と思って口座開いて、目標配分を確認して、Excelで計算して……の段階で力尽きる感じです。

② 売却すると、税金がかかる

特定口座で含み益のあるインデックスファンドを売ると、譲渡益税が約20%かかるんです。長く積み立ててきた分には、けっこうな含み益が乗ってる。それを売って税金を払うのが、もったいなく感じてしまったんですよ。

「リバランスのためとはいえ、わざわざ税金を払いに行くのは……」というブレーキが、自分の中でずっと働いてました。

③ 株式市場が伸びてて、「サボってラッキー」が続いた

この数年、たまたま株式市場が伸びる時期だったんですよ。

リバランスをサボった結果として、株式比率は80%目標を超えて88%まで上がってたんですけど、その「サボった分」がそのまま含み益として乗り続けてた。「サボってよかったかも」という結果が、毎年続いていたんです。

そうなると、ますます債券を買う気が起きないんですよね。「いま伸びてる株を減らして、伸びてない債券を買い増す」って、結果論で見ると損したように感じてしまう。これも、リバランスの腰をますます重くする方向に効いてました。

④ 「致命的じゃない」の判断が、先送りに変わっていった

リバランスをサボっても、すぐに致命的なことが起こるわけじゃないんですよ。だから、毎回「まあ来年やれば」で済んでしまう。

その判断が積もって、気づいたらずっとやってない状態になってました。

ある日、シミュレーションで気づいたこと

転機は、別件でポートフォリオを見直してたときでした。

ふと「いま暴落が来たら、いくら下がるんだろう」と気になって、雑にシミュレーションしてみたんですよ。リーマンショック級の50%下落が来た場合、株式比率88%なら、資産全体で4割以上下がる計算になる。

数字で見たら、地味にゾッとしたんですよね(暴落時にわたしがとってきた行動の話は暴落のとき、わたしは画面を閉じた——その判断の話)。

しかも、わたしはFIREを意識する立場で、住宅ローンも残ってる。収入をゼロにして資産取り崩しモードに入った直後にこれが来たら、相当きつい——というのが、頭の中で具体的に絵になってしまったんです。

債券20%っていう枠は、まさにこういう時のクッションのために置いてたはずなんですよ。それが12%しかないってことは、クッションが薄いまま走ってる、ということ。「株高で得した気になってる場合じゃないな」と、ようやく腑に落ちたんです。

「ちゃんとやらないとな」——そう思った瞬間に、改めて壁になったのが、最初の「面倒くさい」「税金がかかる」、そして「それでも株に回したくなる」だったんですよ。

完璧なリバランスを諦めて見つけた、2つの落とし所

ここで方針を変えました。「完璧なリバランス」をやろうとするから腰が重くなる。だったら、ハードルを思いっきり下げることにしたんです。

落とし所は2つでした。

① 新しく入れるお金を、債券に寄せる

ひとつ目は、売らないリバランス。

現金を崩して投資に回す分があるので、その新規の資金を債券に多めに振り向けるんです。株を売らなくても、債券を買い増していけば、株式88%・債券12%の比率は少しずつ目標に近づく。ついでに、目標だった「現金を減らす」も同時に進む。

これなら、含み益のある株を売らずに済むから、税金もかからない。完璧に戻すには時間がかかりますけど、やらないよりはるかにマシなんですよね。「株に回したい」という気持ちとの折り合いも、「新規分のうち、まずは債券を厚めに」と決めておけば、その都度ぐらつかずに済むんです。

② 「年1回」も諦めて、春の生活防衛資金見直しと一緒に

最後は、頻度の話。

「年1回必ずやる」も、自分には重すぎたんですよ。だから、生活防衛資金の見直しと同じタイミング(春)にまとめることにしました。

毎年春に、保険の見直しや家計の点検をしてるんですけど、その流れの中で「ついでにポートフォリオも見る」程度にする。他のメンテナンスと一緒にすれば、特別な気合いを入れずに済むんです。

完璧にやることより、毎年必ず1回は見るが大事だな、と。

いまの現在地

このやり方に変えてから、まだ1サイクル目です。劇的に何かが変わったわけじゃないんですよ。

でも、「サボってる罪悪感」が消えたのは、思っていたより大きい変化でした。「完璧にやらないとダメ」を手放した瞬間、リバランスという作業がそんなに怖いものじゃなくなったんです。

新規で崩す現金は、債券多めに振り向けるようにしました。NISAの中身も、少しだけ株から債券にスイッチしました。それだけで、株式88%・債券12%の比率は、ほんの少し目標に近づいてます。

「株高を見ると株に回したくなる」気持ちは、正直まだ消えてないんですよ。でも、「迷ったら、まず決めたルールどおり債券を厚めに」と先に決めておくことで、その都度悩まずに動けるようになってきた。アセットアロケーションが成績の8〜9割なら、そこでぐらつかない仕組みを作るのが、いちばん効くんだろうなぁ、と。

完璧なリバランスじゃなくて、サボってもまた戻ってこられる仕組みのほうが、わたしには合ってたんですよね。

「ちゃんとやらないと」と思って固まってる人は、もしかしたら同じかもしれません。まず売らずに、新しいお金の向きを変えるところから始めるだけでも、ポートフォリオは少しずつ動かせるんですよ。

それがいまのわたしの現在地で、たぶんこれくらいの「ゆるさ」じゃないと、FIRE後まで続けられないんだろうなぁ、と思ってます。


この記事のまとめ

  • 投資の中身は株80%・債券20%、現金70%を5年で5%まで下げて95%を投資に回す計画だった
  • 4年経って現金は35%まで減ったが、株高でリバランスを怠り、株88%・債券12%に崩れていた
  • 「現金を債券に回せばいい」とわかってるのに、株高を見ると株に回したくなって手が止まる
  • 暴落シミュレーションで「債券のクッションが薄いままFIRE直後にこれは厳しい」と気づいて方針転換した
  • 落とし所は「新規資金を債券に寄せる」「春の家計点検と一緒に見る」の2つ
  • アセットアロケーションが成績の8〜9割なら、迷ってぐらつかない仕組みを作るのがいちばん効く
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