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新NISA成長投資枠、わたしは何を入れたか——迷った末の選択と外した選択 | Nodoka Note

新NISA成長投資枠、わたしは何を入れたか——迷った末の選択と外した選択

成長投資枠に私は攻めなかった 投資の話
のどか
のどか

新NISA始まったとき、おすすめランキングとかいっぱいあったよね。

ゆるはる
ゆるはる

あふれてたよね。高配当株・S&P500・FANGとか選択肢だらけで。

のどか
のどか

結局、何を基準に選んだの?

ゆるはる
ゆるはる

何が儲かるか」じゃなくて、「自分の投資哲学に何が合うか」で決めた。

のどか
のどか

……投資哲学か。なんかかっこいいけど、そんなのあったっけ。

この記事でわかること

  • わたしが新NISAの成長投資枠でオルカン(日本除く)を選んだ理由
  • 高配当株・S&P500・FANGを外した3つの判断基準
  • NISAは「損益通算できない」という制約を逆手に取った設計の話
  • 「成長投資枠だから攻める」という思い込みを手放した経緯

なぜこの記事を書いたのか

新NISAが始まったとき、成長投資枠(年240万円)に何を入れるかという問いに、誰もが一度は向き合ったと思うんですよ。ネットを開けば「おすすめランキング」が氾濫していて、高配当株・S&P500・FANG・テーマ型ETF……候補が多すぎる状態でした。

わたし自身も最初は迷ったんです。でも整理していくうちに、答えは「枠の名前」ではなく「自分の投資哲学」から出てくるものだったと気づいたんですよね。1.5億超を運用していてなお、わたしが選んだのはオルカン一本でした。この記事は、その判断の中身を書きます。

「成長投資枠、何入れる?」問題

新NISAの成長投資枠は、年240万円・最大1,200万円を非課税で運用できる枠なんですよ。つみたて投資枠と合わせれば年360万円・生涯1,800万円。インデックス勢にとっても個別株勢にとっても、この枠の使い方は最初の関門だったと思います。

わたしも制度設計が公表されたとき、何度も整理し直したんですよね。「成長投資枠」という名前がついている以上、つみたて投資枠とは違う何かを入れなきゃいけない気がしてくるんです。高配当ETFを入れて配当の非課税を取りに行くか、S&P500を一括で入れるか、FANGのような攻めの商品にするか。

でも整理が進むほど、わたしの中で問いが変わっていったんです。「何が儲かるか」ではなく、「自分の投資哲学に何を載せるか」。この視点に立ち戻った瞬間、選択肢は一気に絞られていったんですよね。

わたしが入れたもの——オルカン一本、年360万円フル活用

結論から書くと、つみたて投資枠も成長投資枠も両方オルカン(日本除く)にしたんです。年360万円をフル活用して、毎月30万円を期間分散で5年かけて1,800万円を埋める計画にしました。

「成長投資枠=攻める枠」という思い込みは、最初から捨てたんですよ。役割分担もしていません。両方の枠で同じインデックスを淡々と買い続けるだけ。

期間分散にしたのは、年初一括の方が理論的に効率がいいと知ったうえでの選択でした。ただ、わたしの場合は精神的にやりやすい型を優先したんです。このDNAは別の記事([こちら→暴落のとき、わたしは画面を閉じた——その判断の話])にも書いた話と地続きで、わたしの投資設計は「理論」より「自分の精神が崩れない構造」を優先する側に振っているんですよね。

ちなみに月30万円のペースだと、生涯枠1,800万円が埋まるのは5年後の50代前半。FIREの判断と並走しながら積み上げていける、現実的なペースに収まったかなと思っています。

高配当株を外した理由——「NISAだから入れない」

まず外したのが高配当株です。むしろ「NISAだから入れない」と決めたんですよね。

理由は2つあります。ひとつ目は損益通算(複数の証券口座で出た利益と損失を相殺して税金を抑える仕組み)の話です。NISAは非課税の代わりに、損失が出ても他口座の利益と相殺できないんですよね。これがNISAの大きな短所のひとつ。

わたしは昔からインデックス投資を続けていて、含み益が大きく出ているんです。だから個別株でマイナスが出たときに損益通算で税金を抑えるということを、新NISA以前からずっとやってきたんですよ。高配当株もまた個別株なので、同じ枠組みで「損が出る可能性があるものはNISAの外で持って通算に回す」という整理になります。

つまり「損益通算できない口座に、損失が出るかもしれないものを入れない」というのは、新NISA開始前から自然に決まっていた話だったんです。新しく考えたわけではなく、習慣の延長として整理したらそうなった、という感覚に近いですね。

ふたつ目は、NISAの非課税の活かし方です。配当に税金がかからない高配当株も魅力ではあるんですが、配当のたびに非課税が効くより、自動で再投資されるインデックスの方が、複利と非課税の相性は素直にいいんですよ。NISAという「非課税で長く転がせる箱」に入れるべきは、プラスになる確度が高くて、再投資が自動で効くもの。わたしの中では、その条件を一番きれいに満たすのはインデックスだったんです。

S&P500を外した理由——「市場全体」という原則に立ち戻る

次に外したのがS&P500なんです。これは正直、最後まで迷ったところでもありました。

S&P500もオルカンも、過去のリターンを見るとほぼ似た動きなんですよ。米国株が世界の時価総額の半分以上を占めているので、オルカンの中身もアメリカ寄りになる。じゃあS&P500でも変わらないじゃないか、という意見も一理あります。

でもインデックス投資の原則に立ち戻ると、答えは違ったんです。原則は「市場全体に投資する」こと。S&P500は「米国市場全体」、オルカンは「世界市場全体」。同じインデックスでも、対象範囲が違うんですよね。

正直、アメリカ一強の構図がこの先数十年も続くか、わたしには分からないんです。過去20年のリターンが、今後20年のリターンを保証するわけじゃない。短期の結果に流されて原則を曲げるのは、長期投資家として一番やってはいけないことだと思っているんですよね。

迷った分だけ、自分の原則に戻る判断ができたのはよかったと思っています。インデックス投資にたどり着くまでに100万円超の授業料を払った話は別の記事([こちら→理論では「インデックス投資が正解」と知ってた。体で理解するまで100万かかった])に書いていますが、あの失敗があるから、いまも原則に戻れるんだと思います。

FANGを外した理由——わたしの中では、それはギャンブルに近くなる

最後にFANG。Facebook(現Meta)・Amazon・Netflix・Googleの頭文字で、米国大型テック株のグループのことです。直近の数年だけ見れば、FANGに集中投資していた方がリターンは確実に高かった。これは認めます。

でも、それは短期の結果論でしかないんですよ。10年・20年先を考えたとき、今のような環境がそのまま続く保証はどこにもない。特定のカテゴリーへの集中投資は、わたしの中ではインデックスではなくギャンブルに近くなるんです。

もうひとつ正直に書くと、FANGよりむしろnVidiaやAMDを買っておけばよかったな、と思った瞬間はあるんですよ。自作PCが趣味のひとつなので、この2社には昔から親しみがあったんですよね。

ただ、それでも気づいたんです。集中投資をするなら、テーマ型ETFよりも個別株の方が潔いと。市場平均から少し外れたところに乗るくらいなら、銘柄を自分で選んで持つ方が、当たりも外れもはっきりするんですよね。中途半端なテーマ型ETFは、わたしの設計には合わなかった。

それと、もうひとつ正直に書くと——インデックス投資って、退屈なんですよ。買って持って積み上げるだけで、銘柄を選ぶ楽しさも、配当が振り込まれる手応えもない。だからどこかで「攻めの何か」を持ちたくなる気持ちは、自分にもあるんです。

ただ、その「楽しむ部分」はわたしの場合、すでにNISA外の高配当株投資で満たされているんですよね。配当が積み上がっていく実感の話は別の記事([こちら→配当50万円、はじめて受け取った日に思ったこと])に書いています。だったら、わざわざ成長投資枠で「退屈の解消」を狙ってテーマ型を持つ必要はない。役割の逆転を起こさない——これが3つ目の判断軸でした。

結局、制度の名前ではなく、自分の原則で選んだ

「成長投資枠」という名前に最後まで揺れなかったのは、インデックス投資の原則とNISAの制約を、自分の言葉で整理できていたからだと思うんですよね。

NISAの中=原則・インデックス・プラスになる確度が高いもの。NISAの外=攻め・個別株・損益通算で税金最適化。この役割分担が決まっていたから、迷う余地が少なかったんです。

むしろ振り返ってみると、こういう「原則を曲げない」を地味に続けてきたことの積み上げが、いまの1.5億超という資産につながっている根っこなのかもしれません。攻めて勝った話より、原則を守り続けた話の方が、わたしの中ではずっと大きかったんですよね。

もし今これを読んでいて「成長投資枠だから何か攻めるものを入れなきゃ」と感じているなら、それは制度の名前に少し引っ張られているだけかもしれません。

わたしの現在地は、オルカン一本・月30万円の期間分散。これでまだ3年は続きます。淡々と積み立てるのみ。FIREに踏み出せるかどうかはまだ答えが出ていないけれど、NISAの設計だけは「これでいい」と腹が決まっている部分なんですよ。

最後にひとつ正直に書いておくと、この設計がシンプルに収まっているのは、現金比率が30%あるからでもあるんです。手元に流動性があるから、「いま持っている特定口座の株を売ってNISAに突っ込むか」みたいな判断を抱え込まなくていい。だから設計が単純なまま済んでいるんですよ。逆に現金比率がもっと低かったら、別の設計を選んでいた可能性は十分あります。「これが正解」というより、わたしの状況だからこの形に収まっている、という話として読んでもらえたらと思います。

この記事のまとめ

  • わたしは新NISA成長投資枠にオルカン(日本除く)を入れて、つみたて投資枠と合わせて年360万円・月30万円の期間分散で運用している
  • 高配当株は損益通算と「再投資×非課税」の相性から、NISA外で持つ設計にした
  • S&P500は「市場全体」というインデックス原則に立ち戻ってオルカンを選んだ
  • FANGは短期の結果論。インデックスの退屈さは、すでにNISA外の高配当株投資で解消されている
  • 制度の名前ではなく、自分の原則で選ぶ。「原則を曲げない」を続けてきたことが、いまの資産につながっている
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