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「FIREって難しそう、自分には無理かも」——そう感じている人へ。
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節約が好きだっただけなのに、気づいたらFIRE水準だった話 | Nodoka Note

節約が好きだっただけなのに、気づいたらFIRE水準だった話

FIREとお金の考え方
のどか
のどか

ねえ、わたしも節約は好きだけど、それだけでFIREって本当にできるの?

ゆるはる
ゆるはる

「だけで」かどうかはわからないけど、わたしはそれに近い感じで来たかもしれない。

のどか
のどか

どういうこと?

ゆるはる
ゆるはる

節約も投資も、FIREのためじゃなく楽しかったからやってた。気づいたらFIRE水準になってた。

のどか
のどか

楽しかっただけで…。なんかそれ、すごいのか普通なのかよくわからないな。

ゆるはる
ゆるはる

わたしもよくわからないよ。だから書いてみることにした。

この記事でわかること

  • FIREを「目標」として追いかけなくても、FIRE水準に届くことがある
  • 好きなことを続けた結果として資産が積み上がったとき、「達成感」が生まれない理由
  • 「心がついてこない」というFIREに踏み出せない理由の正体
  • 「動機の軸」が変わらないことが、次に進むための唯一の根拠になっている話

FIREブログを読むたびに感じていた、小さな違和感

FIREを目指している人たちの記事を読むと、たいてい同じような構造になっているんですよね。

目標額を計算する。達成までの年数を出す。毎月〇万円積み立てる。そのために生活費を〇〇円に抑える。——こういう「逆算型」の語り口が、FIREコンテンツの定番だと思うんですよ。

間違っているとは思わないんです。でも、ずっと少しだけしっくりこなかった。

なぜかと考えていたら、ある日気づいたんですよ。わたし、FIREを目標にしたことが一度もない。

FIREという言葉を知ったのは、4年ほど前のことなんです。YouTubeかブログで見かけて、調べてみたら「あ、これ。今のわたしの状態のことじゃないか」と思って。FIREできそうだな、という感覚は確かにありました。

でも逆に言えば、それまでは「FIREを目指している」という意識が一切なかったということでもあるんですよね。節約も投資も、ずっとやっていたんです。ただ、それはFIREのためではなかった。


「楽しかったから」という、ただそれだけ

節約が好きだったんですよ。

普段買っているものが見切りで半額になっていると、ちょっと嬉しくなる。野菜は季節のものを安いときに買う。おいしいし、安い。Fire Stickもセールになっていたときに買い、「お得に買えたた」と純粋に喜んでいました。

これはFIREのためじゃないんです。節約そのものが面白かったんだと思っていて。最適なものを選ぶ、という行為がパズルみたいで心地よかった。

投資も、似たような感覚だったんです。

就職して1年ほど経ったころ、「仕事以外に何かやってみようかな」という軽い気持ちで始めたんですよ。最初はビギナーズラックでかなり儲かって、調子に乗って大損もした。でもそのころにインデックス投資を知って、積み立て投資をスタートしました。あとはそのまま、ずっと続けているんです。

「特に投資しているという気はなかった」——これが正直な感覚なんです。積み立ててそのままにしているだけだから、日常の中で「投資している」という実感があまりなくて。

ただ、ときどきPCで騰落率を確認するのが楽しかったんですよね。+200%、+300%と、少しずつ着実に上がっていくのを見るのが好きで。最近久しぶりに確認したら+700%になっていて、さすがにびっくりしました。妻に話したら、妻もすごく驚いていましたよ。

よく考えると、お金を貯めることへの興味は幼少期からあったと思うんです。就職してからは貯金額が増えていくのが楽しかった。節約も投資も、その延長線上にある「好き」だったんだと思います。


「気持ち的には無風」だった

転職を決意したある日、ふとマネーフォワードを開いたんですよ。

資産額が1億円を突破していたんです。

大台に乗った感じはありました。でも、特段嬉しいとは思わなかった。気持ち的には、無風だったんですよね。

「FIREできるんだな」とは思いました。転職が失敗しても暮らしていけるな、と少し気が楽になって。それくらいの感覚でしたね。

FIRE水準に届いたはずなのに、何も変わっていなかったんです。達成感もなければ、「ゴールした」という感覚もなかった。

最初はこれを「不安だから踏み出せない」と自分に説明していたんですよ。でも、少し違う気がしてきて。

FIREを目標にしていなかったから、「ゴールを切った瞬間」がなかったんですよね。ゴールを設定していないのだから、達成感が生まれないのは当然で。そして目標として積み上げてきたものがないから、「達成した次のステップ」という概念も、そもそも自分の中に存在していなかったんです。

「不安だから踏み出せない」のではなく、「急にFIREしようとしても、心がついてこない」——それが正直なところだと思っています。FIREを目標にしていなかったのだから、心の準備ができていないのは当然なんですよね。
※FIREに踏み出せないことについては 別の記事 に書いています。

それとFIREという言葉を知ったことで、「今仕事を辞めてもいいのに、なぜ仕事をしているんだろう」という新しい悩みが生まれたんです。知る前にはなかった悩みが、知ったことで生まれた。ちょっと面白いな、とも思っています。


「動機の軸」だけは、変わっていない

じゃあ、次にどうするのか。

正直、まだわからないんですよ。「FIREする」という目標を今から設定して、逆算型で動けるかというと、たぶんそれは向いていないと思うんです。40代後半になって急に「目標思考人間」に生まれ変わる気もしなくて。

でも、ひとつだけ腹が決まっていることがあるんです。

「心地いいからやる」「楽しいからやる」という動機の軸は、これからも変わらない。

幼少期から貯金が楽しかったんですよ。節約のパズルが面白かった。積み立てが少しずつ増えていくのが好きで。それが20年以上続いた結果、気づいたらFIRE水準に届いていたんですよね。

その軸は、これからも変わらないと思っています。次に何かを選ぶときも、「心地いいかどうか」「楽しいかどうか」で判断する。それだけが、わたしの唯一の判断基準になりそうだよ。

「FIREするかどうか」の答えは、まだ出ていないんです。でも「どういう動機で動くか」だけは、ずっと前から決まっていた気がします。

あなたはどうだろう。FIREを目指しているとしたら、その動機は「目標だから」だろうか。それとも「楽しいから」だろうか。どちらが正しいということはないと思うんですよ。でも、自分の動機の軸を知っておくことは、長く続けるうえで少し役に立つかもしれないですね。


この記事のまとめ

  • FIREは「目標として達成するもの」だけではなく、「好きなことを続けた結果たどり着くもの」でもある
  • 目標として設定していなかったから、達成感もなければゴールの感覚もなかった
  • 踏み出せない理由は「不安」だけでなく、「急にFIREしようとしても心がついてこない」という準備不足でもある
  • 「心地いいからやる」という動機の軸だけは変わっていない——そこだけは腹が決まっている
  • 答えはまだ出ていないが、動機の軸を知っておくことが長く続ける根拠になる
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