ゆるく、でも確実に。のどかに、自由へ。

「FIREって難しそう、自分には無理かも」——そう感じている人へ。
リアルな体験談と使えるシミュレーターで、「私にもできそう」を届けるブログです。

暴落のとき、わたしは画面を閉じた——その判断の話 | Nodoka Note

暴落のとき、わたしは画面を閉じた——その判断の話

投資の話
のどか
のどか

暴落って、やっぱり怖いよね

ゆるはる
ゆるはる

最初は怖かったよ。でも今は「へぇ〜、下がってるね」くらいの感覚かな

のどか
のどか

え、なんでそんな冷静なの。メンタルが強いの?

ゆるはる
ゆるはる

メンタルじゃないんだよ。どっちかというと、設計の話で

のどか
のどか

設計…?

この記事でわかること

  • 4回の暴落(ITバブル・リーマン・コロナ・トランプショック)でわたしの行動がどう変わったか
  • 「暴落で平静でいられる」のはメンタルの強さではなく、設計の問題だということ
  • 現金比率とリスク許容度の考え方——わたしが実際に使っている判断軸
  • 住宅ローンを抱えながら投資する場合、暴落時の不安をどう考えるか
  • 「画面を閉じられる」今のわたしが、それでもまだ迷っていること

暴落のたびにSNSが荒れる

相場が崩れると、SNSのタイムラインがざわつくんですよね。

「今が買い場」「絶対に売るな」「狼狽売りするのは素人だ」——そういう声が一気に増える。みんなが正解を叫んでいるのに、見ているうちに自分が何をすればいいかわからなくなる。

今のわたしは、そういうとき画面を閉じます。

でもそれは最初からできたことじゃなかったし、「意志が強いから閉じられる」わけでもないんですよ。就職2年目から投資をはじめて、20年以上かけてたどり着いた、今の状態に過ぎないんです。

この記事では、4回の暴落でわたしが実際にどう動いたかを正直に書いてみます。行動はそれぞれバラバラだった。でも振り返ると、共通していることがあったんですよね。


ITバブル崩壊——積立だけが、プラスだった

社会人2年目のころ、投資関係の本を何冊か読んだんです。

そこで知ったのが「インデックスファンドが最も利益の出る確率が高く、アクティブファンドは手数料分だけ不利になりやすい」という考え方でした。それを読んで、個別株だけでなくインデックスファンドの積立投資も始めました。理屈として理解したというより、「そういうものらしいから、やってみよう」という感じでしたね。

そのすぐあとに、ITバブルが崩壊したんです。

個別株は壊滅的でした。でも毎月積み立てていた投資信託だけは、プラスを維持していた。「こっちは生きてる」という感覚が、あのときの支えになりましたね。理論として知っていたインデックス投資が、初めて体感として信頼できるものになった瞬間でした。

個別株で大きく失敗した話は別の記事 に書いています。


リーマンショック——「売ったらインデックス投資じゃない」で我慢した

リーマンショックのときは、本当に怖かったですよ。

年間でマイナス数十万。証券会社のサイトはできるだけ開かないようにしていました。数カ月に1度だけ確認して「戻ってないなぁ」と少し落ち込んで、また閉じる。そのリズムで過ごしていましたね。

周りに投資をしている人はいなかったんです。あのころはまだ、株式投資そのものが「危険なもの」「ギャンブルに近いもの」というイメージが今より強かった。相談できる人もいない中で、ひとりで数字を見ていました。

売らなかった理由は、勇気でも確信でもないんですよ。「ここで売ったら、インデックス投資ではなくなる」という一本の軸があって、それに縛られるように持ち続けた。ある意味、その判断軸が感情の揺れを上回ってくれたんです。


東日本大震災——株価どころじゃなかった

リーマンを乗り越えてからは、怖さがかなり薄れていきました。

東日本大震災のときも暴落がありましたが、不思議と株価はほとんど気にならなかったんですよね。もっと正直に言うと「それどころじゃなかった」からです。生活への影響が大きくて、株価を心配する余裕がなかった。

でも今思えば、動かなかったことが正解だったと思います。経験が積み重なっていたのもあるし、「そのときの状況で、動けなかっただけ」というのが、後から振り返ると率直な感想ですね。


コロナショック——現金80%で、チャンスを待った

コロナショックのときは、現金比率が80%近くあったんです。

「もっと下がったら買っていこう」と思っていたら、1か月ほどで落ち着いてしまいました。大きくは動けなかった。結果として「あのとき買っておけばよかった」という部分はあるんですが、後悔しているけど納得はしているんですよね。そのときの自分の判断に従った結果だから。

現金比率が高いと、動きやすいんですよ。「もう少し様子を見よう」という余裕が生まれる。焦らなくていい。あのとき80%あったから、売らずに冷静に構えていられたんだと思います。


トランプショック——コロナ後の経験が生きた

コロナショックの後、株価が完全に戻り切る前にちょこちょこ買い増しをしていた時期があったんです。下がっているところで少しずつ買っていく、その経験が積み重なっていきました。

だからトランプ政権の関税ショックで相場が大きく動いたとき、大きく買い増しができたんです。コロナ後の経験があったから「下がったタイミングで動く」という感覚が身についていた。

これを「成長した」「勇気が出た」と書くのは違うんですよ。コロナ後に少しずつ動いてきた経験と、そのときの現金比率に余裕があったから動けただけです。状況が整っていたから、できた。


「平静でいられる」のは、設計の話だった

4回を並べてみると、「恐怖で我慢」「ほぼ動かず」「チャンスを待った」「買い増し」とバラバラに見えますよね。

でも共通しているのは、そのときの自分の状況に従って動いただけだと思うんですよ。

住宅ローンについても、同じ考え方をしています。ローンを「ある種の不動産投資」として捉えているので、それ自体がすでにリスクを持っている。だから株式投資では必要以上のリスクを取らないようにしてきました。住宅ローンがある状態で株式にもさらにリスクをかけていたら、暴落時に冷静でいられなかったと思います。全体のリスクを把握した上で投資しているから、株が下がっても「ひとつの要素」として受け止められる。

暴落のニュースを見て「へぇ〜、下がってるね」と思えるようになったのは、気づいたらそうなっていた感じです。でもひとつ正直に言うと、今の資産がすべてプラスだからできていることだと思います。もし持っているすべての銘柄がマイナスになったら、気が気じゃないかもしれない。平静でいられるのは、状況が許しているからであって、わたし自身が特別に強いわけじゃないんですよ。

現金比率については、わたしの感覚では30%以上あれば買い増しの余地が生まれます。50%あれば安心して動ける。現金比率が高いと資産効率は落ちるのはわかっているのです。でもこれは個々人のリスク許容度の問題で、正解はないですよね。


いまのわたしの現在地

直近のホルムズ海峡関連の緊張で相場が動いたとき、わたしは動けませんでした。

現金比率が35%まで下がっていて、「買い増したい」という気持ちはあっても「ここでさらに下がったら」という迷いが先に立った。でも本当はそれだけじゃないんですよね。

最近、会社を辞めようかと考えていることも、たぶん関係しているんです。

会社員でいる限り、毎月給与が振り込まれる。少しぐらい判断を間違えても、取り返せる。でもFIREしたら、資産の収益だけで生活しないといけない。そう考えたとき「ここで買っていいのか」「もっと下がってから買った方がいいんじゃないか」という迷いが出てくるようになりました。

今は投資比率をもっと上げたいとは思っています。でも積極的には動けていない。毎月のインデックスの積み増しは続けているので、それが積み重なって自然に比率が上がっていくのを待つしかないのかもしれない——今はそこが正直なところです。

答えは出ていないけれど、「どう動けばいいかわからない」という状態とは少し違うんですよね。自分の状況を把握した上で、動けないでいる。それが、今のわたしの現在地です。


この記事のまとめ

  • 4回の暴落でわたしの行動はバラバラだった。それは「成長」ではなく、そのときの状況に従った結果
  • 「画面を閉じる」という行動は逃げでも意志の強さでもなく、リスクを把握しているから選べた選択
  • 住宅ローンを「不動産投資のリスク」として捉えることで、株式での過剰なリスク取りを抑えてきた
  • 現金比率30%以上で買い増しの余地、50%で安心感——ただしこれはわたしの判断軸で、正解ではない
  • FIREを考え始めた今、暴落への向き合い方が変わってきた。毎月の積み増しで自然に比率が上がるのを待っている
タイトルとURLをコピーしました