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User Manual · v2.1
アセットアロケーション管理
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保有資産を登録するだけで、資産配分・リスク・リターンを自動計算。
目標との乖離確認から将来シミュレーションまで、FIREを目指す投資家向けの分析ツールです。
CSV一括取り込み 期待リターン・リスク計算 効率的フロンティア モンテカルロ将来シミュレーション リバランス提案 データ保存・復元
目次
Section 1
🚀クイックスタート

はじめて使う場合は、以下の手順で進めてください。5〜10分で基本的な分析ができます。

① 資産を登録
② グラフを確認
③ 目標を設定
④ リバランス確認
⑤ JSONで保存
1
資産を登録する
左パネルの「手動で追加」から銘柄名・金額・資産タイプを入力して「追加する」を押します。証券会社のCSVがある場合は「CSVから一括取り込み」が便利です。
2
グラフを確認する
資産を追加すると右パネルに円グラフ・期待リターン・リスクが自動表示されます。現在のポートフォリオの特性を把握しましょう。
3
目標アロケーションを設定する(任意)
左パネル下部の「目標アロケーション」で理想の配分比率を入力します。「現在のアセットアロケーションを転記」ボタンで現状値をそのままコピーすることもできます。
4
リバランス提案を確認する
目標を設定すると「現状 vs 目標」グラフと「リバランス提案」が表示されます。追加投資額を入力すると「売却なし」での最適な資金配分も計算できます。
5
データを保存する
「保有資産」セクションの「💾 JSON保存」ボタンでバックアップファイルをダウンロードします。次回は「📂 復元」で読み込むと入力を省略できます。
Section 2
✏️資産の登録方法
CSVから一括取り込み(推奨)

証券会社からダウンロードしたCSVファイルをそのままドラッグ&ドロップ、またはクリックして選択するだけで取り込めます。

対応証券会社 ダウンロード手順 対応範囲
楽天証券マイメニュー → 保有商品一覧(すべて)→ CSVで保存投資信託・株式・債券
SBI証券口座管理 → 保有証券 → CSVダウンロード投資信託・株式・債券
マネックス証券保有残高・口座管理 → 保有残高 → CSV出力投資信託のみ確認済み
三菱UFJ eスマート証券残高照会 → 投資信託 → CSV出力(口座別に個別ファイル)投資信託のみ確認済み
汎用CSV「銘柄名」「評価額(円)」の2列があれば取り込み可能上記以外の証券会社・家計管理ツールのエクスポートなど

CSVを取り込むと「銘柄マッピング」ダイアログが表示されます。各銘柄に資産タイプ(先進国株・国内株 等)と口座種別を割り当ててください。投資信託の場合は内部の構成比率(先進国株○%・国内株○% 等)も入力できます。

2回目以降のCSV取り込み(差分比較)

2回目以降のCSV取り込みでは、前回のデータと比較して3グループに分類して表示されます。

グループ説明対応
今回から新規 前回なかった銘柄 資産クラスの設定が必須。未設定では「取り込む」ボタンが押せません
前回から継続 前回と同じ銘柄。金額の増減(±〇〇万円)が表示されます 確認のみでOK
前回から消滅 今回のCSVにない銘柄 デフォルトは削除。「残す」ボタンで保持可能。「すべて残す」で一括保持
💡
差分比較のキーは「銘柄名+口座種別」の組み合わせです。同一ファンドでも特定口座とNISA口座は別エントリとして管理されます。
自動認識されるファンド(約80本)

以下のシリーズに含まれる主要ファンドは銘柄名から資産クラスが自動認識されます。初回は手動で資産クラスを選択してください。一度設定すると「ユーザーマッピング」として記憶され、次回以降は自動認識されます。

eMAXIS Slim・SBI・Vシリーズ・楽天シリーズ・ニッセイシリーズ・たわらノーロード・フィデリティ・iDeCo主要ファンド・TOPIX / 日経225・MRF / MMF・普通預金 / 定期預金 など

💡
マッピング設定は「JSON保存」に含まれます。次回「復元」で読み込むと、同じ銘柄名のマッピングが自動的に引き継がれます。
手動で追加

1件ずつ手入力する場合は左パネルの「手動で追加」セクションを使います。

入力項目説明
銘柄名 / ファンド名 任意の名称。例:「eMAXIS Slim 全世界株式」
保有金額(万円) 現在の評価額を万円単位で入力。小数点OK(例:123.4)
資産タイプ 投資信託・国内株・先進国株・新興国株・先進国債券・国内債券・新興国債券・現金・預金
口座種別 新NISA / 旧NISA / iDeCo / 特定口座 / 一般口座 / 指定なしから選択。同一銘柄を複数口座で持つ場合に区別できます
構成比率 資産タイプが「投資信託」の場合のみ入力。各資産クラスの比率を合計100%になるよう入力。プリセットボタンで代表的なファンドの配分を自動入力できます
投資信託のプリセット

「資産タイプ:投資信託」を選択すると、構成比率の入力欄が表示されます。よく使われるファンドタイプのプリセットボタンを押すと自動入力されます。

プリセット名想定ファンド例配分
全世界(MSCI ACWI)eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)先進国88% / 国内6% / 新興国6%
全世界(日本除く)eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)先進国91% / 新興国9%
S&P500相当eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)先進国100%
バランス型(8資産)eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)先進国株35% / 国内株10% / 新興国株5% / 先進国債25% / 国内債20% / 新興国債5%
株式60/債券4060/40ポートフォリオ先進国株60% / 先進国債券40%
📝
プリセットの比率は代表的な参考値です。実際のファンドの構成比率は運用会社のサイトで確認してください。手入力での上書きも可能です。
Section 2.5
📋保有資産の管理
口座種別バッジの色分け

保有資産一覧では、口座種別が以下のバッジで色分け表示されます。

新NISA  旧NISA  iDeCo  特定口座  一般口座

証券会社単位の一括削除

保有資産一覧の証券会社グループヘッダー右端にある「🗑 削除」ボタンを押すと、その証券会社のデータを一括削除できます(確認ダイアログあり)。

📝
CSVを再取り込みする場合は削除不要です。同じ証券会社のCSVを取り込むと自動で上書き(置き換え)されます。
手動入力資産の金額を変更する

「手動で追加」から登録した資産は、保有資産一覧から直接金額を変更できます。

操作動作
金額欄に数値を入力 → 「✓」ボタンをクリック金額を更新してダッシュボード全体を再計算
金額欄に数値を入力 → Enterキー同上
💡
対象は手動入力資産のみです。CSVから取り込んだ資産の金額を変更する場合は、証券会社サイトから最新CSVを再取り込みしてください。
アコーディオン開閉

左パネルの各セクション(CSVインポート・手動追加・保有資産・目標アロケーション)のタイトルをクリックすると折り畳み/展開できます。開閉状態はブラウザに保存されます。

Section 3
📈グラフ・分析パネルの見方

資産を1件以上追加すると右パネルに分析ダッシュボードが表示されます。各カードはクリックで折りたたみできます。

💡
「現金・預金を除外して計算」トグルをオンにすると、現金を除いた投資資産のみでグラフと指標を再計算します。現金比率が高い方にとって実態に近い分析ができます。
🥧
資産クラス別配分(円グラフ)
保有資産を7つの資産クラスに集計して円グラフで表示。各クラスの金額・比率も一覧できます。
📈
期待リターン・リスク
現在のポートフォリオ全体の期待リターン(年率)・リスク(標準偏差)・シャープレシオを計算して表示。リスクレベルバーで直感的に把握できます。
📊
銘柄別 資産クラス内訳(積み上げ棒グラフ)
登録した各銘柄が、どの資産クラスにどれだけ配分されているかを積み上げ棒グラフで可視化。投資信託の内部構成も考慮した実質的な内訳が確認できます。
🔗
資産クラス間 相関係数
各資産クラス間の相関係数を色付きマトリクスで表示。青が低い相関(分散効果大)、赤が高い相関(分散効果小)を意味します。
🎯
効率的フロンティア
モンテカルロ法で10,000通りのポートフォリオを生成し、最も効率的な配分の集合(効率的フロンティア)を描画。現在の位置と最適ポートフォリオを比較できます。
🔮
将来資産シミュレーション
モンテカルロ法で将来の資産推移を1,000パターンシミュレーション。中央値・楽観シナリオ・悲観シナリオを同時に表示します。
効率的フロンティアの読み方

グラフの横軸がリスク(高いほど変動が大きい)、縦軸がリターン(高いほど期待収益が高い)です。点が右上に集まるほど高リスク・高リターン傾向、左下ほど低リスク・低リターン傾向です。

  • 緑の帯(フロンティア曲線):同じリスクで最大のリターンが期待できる配分の集合
  • 黄色「★」:最小分散ポートフォリオ(リスクが最も低い点)
  • 緑「●」:最大シャープレシオ(リスク当たりリターンが最も高い点)
  • 黒「●」:現在のポートフォリオの位置
  • 紫「T」:目標アロケーションの位置(ドラッグで変更可)

各点にホバーすると、その配分でのリスク・リターン・シャープレシオ・資産クラス別比率が表示されます。

Section 4
🎯目標アロケーションの設定

左パネル下部の「目標アロケーション」セクションで、理想とする資産配分の目標比率を設定できます。

1
各資産クラスの目標比率を入力する
先進国株・国内株・新興国株・先進国債券・国内債券・新興国債券・現金の7クラスに、合計100%になるよう比率を入力します。「↓ 現在のアセットアロケーションを転記」ボタンを使うと現在の配分比率がそのまま入力されます。
2
合計が100%になったら保存する
合計比率が100%になると「目標を保存してグラフ更新」ボタンが有効になります。押すとグラフが更新されます。
3
効率的フロンティアから目標を設定する(上級者向け)
効率的フロンティアグラフ上の紫「T」マーカーをドラッグすると、ドロップした位置の資産配分が目標アロケーションとして反映されます。

目標を設定すると以下の分析が追加で表示されます:

  • 「現状 vs 目標アロケーション」比較グラフ(乖離の大きいクラスが一目でわかる)
  • 「リバランス提案」(売却・購入の具体的な金額を計算)
Section 5
⚖️リバランス提案の使い方

目標アロケーションを設定すると「リバランス提案」カードが表示されます。現在の配分と目標の差を埋めるための、具体的な売却・購入金額の試算が確認できます。

追加投資額の入力

「追加投資額(万円)」に金額を入力すると、既存資産の売却なしに目標に近づけるための配分を計算します。

  • 追加投資額を入力しない場合:現在の資産内での売却・購入額を提示
  • 追加投資額を入力した場合:売却なしで追加資金を各クラスに配分する案を提示
⚠️
リバランス提案はあくまで参考値です。実際の売買前に目論見書・手数料・税金(特定口座での売却益等)を確認してください。投資助言ではありません。
Section 6
🔮将来資産シミュレーション

「将来資産シミュレーション(モンテカルロ法)」カードでは、現在のポートフォリオのリスク・リターン特性をもとに将来の資産推移を確率的にシミュレーションします。

入力項目説明
初期資産額(万円) シミュレーション開始時点の資産総額。「↓ 総資産」ボタンで登録済みの合計額を自動入力できます
毎月積立額(万円) 毎月定額で追加投資する場合は入力(0でも可)
シミュレーション期間(年) 1〜50年の範囲で入力。FIRE達成までの年数を想定して設定
FIRE目標資産額(万円) 入力すると「目標達成確率」が計算されます(例:5,000万円)

「▶ シミュレーション実行」を押すと年次リターンを正規分布で1,000回生成し、以下を表示します:

線の種類内容
中央値(濃緑)1,000回の試行の中央値(50パーセンタイル)。最も「ありそうな」シナリオ
楽観シナリオ(アンバー点線)90パーセンタイル。上位10%の良いシナリオ
悲観シナリオ(赤点線)10パーセンタイル。下位10%のシナリオ
FIRE目標(紫点線)設定したFIRE目標資産額の水平線(設定時のみ表示)
📝
シミュレーションは現在のポートフォリオの期待リターン・リスクを固定値として使用します。実際の運用成果は市場環境・インフレ・税金等により大きく異なります。
Section 7
ドローダウン推定(暴落シナリオ試算)

「ドローダウン推定」カードでは、過去の大きな市場下落をシナリオとして、現在のポートフォリオがどの程度の損失を受けるか試算します。

シナリオタブから暴落の種類を選択すると、各資産クラスへの影響度をもとに現在のポートフォリオへの推定損失額・損失率を計算して表示します。

4シナリオの想定下落率
シナリオ 先進国株 国内株 新興国株 先進国債 国内債 新興国債
ITバブル崩壊
2000〜2002年
−48% −55% −35% +8% +3% −10%
リーマンショック
2008〜2009年
−55% −60% −60% +10% +5% −30%
東日本大震災
2011年3月
−8% −20% −10% +2% +1% −5%
コロナショック
2020年2〜3月
−34% −31% −32% +5% +2% −20%
📝
各シナリオの下落率は過去の実績を参考にした推定値です。実際の下落幅は市場環境・タイミング・為替レート等により異なります。債券は一般的に株式と逆相関があり暴落時に上昇することがありますが、リーマンショック時の新興国債のように例外的に下落することもあります。投資助言ではありません。
Section 8
💾データの保存・復元

入力したデータはブラウザのローカルストレージに自動保存されます。ページをリロードしても復元されます。ただし、ブラウザのキャッシュ・データをクリアすると消えるため、定期的にJSONバックアップを取ることをおすすめします。

ボタン機能
💾 JSON保存 保有資産一覧・目標アロケーション・銘柄マッピング設定をJSONファイルとしてダウンロード。次回の復元用バックアップとして保管してください
📄 CSV書出 保有資産一覧をCSVファイルとしてエクスポート。Excel等で集計・加工する場合に使います
📂 復元 以前に保存したJSONファイルを読み込んで状態を復元します。既存のデータに上書きされるため注意してください
💡
月次で資産を更新する場合は、毎月末に「JSON保存」→ファイル名に日付を入れて保管する習慣をつけると、資産推移の履歴として管理できます。
Section 9
よくある質問
手動で入力した資産の金額を後から変更できますか?

できます。保有資産一覧で「手動」グループの銘柄は金額欄が入力欄になっています。新しい金額を入力して「✓」ボタンをクリックするか、Enterキーを押すと即座に反映されます。CSVから取り込んだ資産は編集できません(最新CSVを再取り込みしてください)。

データはどこに保存されますか?

入力データはブラウザのローカルストレージに自動保存されます。リロード後も復元されます。ただしブラウザのキャッシュ・データをクリアすると削除されます。定期的に「💾 JSON保存」でバックアップを取ることをおすすめします。

複数の証券会社の資産をまとめて管理できますか?

はい。複数のCSVを順番に取り込むか、手動追加と組み合わせることで異なる証券会社・口座の資産をまとめて登録できます。

同一ファンドをNISAと特定口座で保有している場合は?

口座種別を分けてそれぞれ登録してください。「銘柄名+口座種別」の組み合わせで別エントリとして管理されます。CSVインポート時も口座列から自動検出します。

同じ証券会社のCSVを2回取り込んだらどうなりますか?

同じ証券会社の前回データが自動的に削除されて新しいデータに置き換わります。他の証券会社のデータや手動入力データはそのまま保持されます。

未認識のファンドがあります。どうすれば?

インポートモーダルで表示される「未認識」バッジの行で、資産タイプのセレクトから手動で選択してください。一度設定するとユーザーマッピングとして学習され、次回以降は自動認識されます。

投資信託の構成比率はどこで調べますか?

各運用会社の公式サイト、またはモーニングスター等のファンド情報サイトで確認できます。月次レポート(運用報告書)に詳細な資産配分が記載されています。

期待リターン・リスクの数値はどこから来ていますか?

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の公表資料、およびJ.P. Morgan Asset Management の長期資本市場仮定(LTCMA)等を参考に、作成者が独自に設定した推計値です。あくまで参考値として使用してください。詳細は「ℹ 数値について」ボタンから確認できます。

CSVを取り込んだら文字化けしました

Shift_JIS / UTF-8 は自動判定しています。文字化けが起きる場合はCSVをExcelなどでUTF-8(BOM付き)で保存し直してから取り込んでみてください。

グラフが表示されません

資産を1件以上追加すると右パネルのダッシュボードが表示されます。資産タイプ「投資信託」の場合は構成比率の合計が100%になっているか確認してください。

スマートフォンでも使えますか?

レスポンシブ対応しているため基本機能は使えます。ただし効率的フロンティアのドラッグ操作など一部機能はPC環境を推奨します。

Section 10
数値の根拠と免責事項
期待リターン・リスク・相関係数について

本ツールで使用している期待リターン・リスク(標準偏差)・相関係数は、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の公表資料、およびJ.P. Morgan Asset Management の長期資本市場仮定(LTCMA)等を参考に、作成者が独自に設定した推計値です。

将来の市場環境によって実際の値は大きく異なります。最新の参考値は各機関のウェブサイトでご確認ください。

資産クラス期待リターン(年率)リスク(標準偏差)参考
先進国株約6〜7%約18〜20%GPIF・LTCMA参考
国内株約5〜6%約17〜19%GPIF参考
新興国株約7〜9%約22〜25%LTCMA参考
先進国債券約2〜3%約8〜10%GPIF参考
国内債券約1〜2%約3〜5%GPIF参考
新興国債券約4〜5%約12〜14%LTCMA参考
現金・預金約0〜1%ほぼ0%
⚠️
本ツールは投資助言ではありません。表示される数値・グラフはすべて参考情報です。実際の投資判断は自己責任で行ってください。Nodoka Note および作成者は、本ツールの利用により生じた損害に対して一切の責任を負いません。